○食べ物を落とした時の5秒ルールは本当か
○黒板をひっかく音が嫌な理由
○キツツキが頭痛にならないワケ
突然ですが、これらは夏休みの自由研究ではありません。
「イグ・ノーベル賞」という、「裏のノーベル賞」で受賞した研究内容です。
「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられ、実は日本人が12年連続で受賞している賞です。
ちょうど東京に行く機会があったので、東京ドームシティで開催されている「イグ・ノーベル賞の世界展」に行くことができました。
中に入ると、なぜか「紙ヒコーキ」の模型がたくさん・・
どうやら、授賞式会場では観衆全員が紙飛行機を作り、舞台に立った的(人)にめがけて投げるのが通例とのこと。
受賞者の旅費・滞在費は自己負担で、スピーチでは「笑いをとること」が要求されます。
さらに、スピーチの持ち時間を超えると、8歳の女の子がステージ上に現れて「長い!飽きた!」と、スピーチしている人に向かって罵声をとばします。
“研究者にそんなことしていいの?!”と、なんだかこちらがハラハラしてしまいますが、これがまさにイグ・ノーベル賞。
はたから見ると「おバカだな~」と思われる事も、突き詰めて研究すると人類の財産になるのですね。
何気なく普段疑問に思っている事こそ、イグ・ノーベル賞のタネなのかもしれません。