出雲市では、市内中小・小規模企業の成長・発展を図るためのモデル事業を提案・実施するワーキンググループを募集し、令和2年度は7つのワーキンググループがそれぞれのモデル事業に取り組まれています。
その中の1つの「NPO法人ひらた空き家再生舎」が中心となって構成された「空き家再生WG」は、主に空き家の利活用を通して移住・定住促進とビジネスユースの拡大に取り組まれています。
今年度は、平田の街を地元に住む若者たちにとって魅力的なものとし地域の再活性化を図るため、雲州平田駅前にある空き家を、2階部分が県立大学生向けシェアハウス、1階入口部分を誰でも利用できるフリースペースとして兼ね備えた物件への改修プロジェクトを進行中です。
改修ワークショップとして、地元の人たちや平田高校生の生徒たちと一緒に、壁・床の解体や壁の色塗りワークショップを実施し、地元でも話題となりました。
そして今回、「高校生とはじめる空き家再生プロジェクト」として、改修に必要な費用の一部を、クラウドファンディングを利用して集めることが決定されました。詳細はこちらから確認できますので、興味がある方はぜひご覧ください。期限は令和3年3月19日(金)までとなっています。
出雲市には、現在約3千戸の空き家が存在しています。「空き家再生WG 」のように、空き家利活用に向け地域を巻き込んで取り組む活動が、将来的に平田地域の活性化、ひいては出雲市全体の活性化につながっていくことでしょう。
私も以前実施された空き家ワークショップに参加してから、空き家問題について今まで以上に興味・関心を持つようになりました。
今後もワークショップ等の活動への参加を通して、微力ながら空き家利活用に向けた活動に取り組んでいけたらと思います。