先日、古代出雲歴史博物館から「11月18日から来年4月23日までメンテナンスのため休館します。」と、お知らせが届きました。
実は来年1月15日から3月8日までの間、東京国立博物館において、特別展「出雲と大和」を島根県と奈良県が共同開催するため、この特別展に古代出雲歴史博物館の「銅剣・銅鐸・銅矛」など多くの重要展示品を持ち出すことから、この期間に合わせて博物館の魅力向上を図る改修工事を行うとのこと。
来年、令和2年(2020年)は、日本最古の正史『日本書紀』が編纂された養老4年(720年)から1300年という記念すべき年です。
日本書紀の冒頭に記された「国譲り神話」によると、出雲大社に鎮座するオオクニヌシは人間の能力を超えた世界、神々や祭祀の世界を司るとされ、天皇は大和において目に見える現実世界、政治の世界を司るとされています。
この特別展は、出雲と大和の宝物を東京国立博物館に一堂に集め、日本の国の成り立ちや古代世界に迫るまさに特別な機会です。
「日本の始まり、ここにあり」―オリンピックイヤーで世界中の注目が集まる東京で、出雲大社のご神宝や荒神谷遺跡出土の青銅器等がどのような反響をもって国内だけでなく海外の人々の関心を集めるのか。
東京出張の予定がある方はもちろん、興味がある方は、ぜひ東京国立博物館の特別展「出雲と大和」に足を運んでみてはいかがでしょうか!