「柿」で有名な出雲市平田。
昭和28年頃から久多美地区で栽培が始まりました。干し柿と言えば東出雲の畑地区が有名ですが、平田の柿と言えば「あんぽ柿」やスイートパーシモンといった半熟の味覚ではないでしょうか?
柿農家が収穫する際に、枝の先端に実を一つだけ残すのをご存知ですか?「木守柿(こもりかき)」と言って来年の豊作を願い一つだけ実を残すのだそうです。
逆に、実を太らせるために摘果(間引き)される柿もあります。昔はそうした実から作った「柿渋」が生活の様々なシーンで使われていました。
古い佇まいを残す「木綿街道」では、防虫・防腐効果のある柿渋を板壁や格子に塗るイベントを毎年開催していますが、初めて経験するあの匂いは相当インパクトがあると思います。
食べるだけじゃない。柿の魅力、皆さんも探してみて下さい。