スズムシの鳴き声

秋になると「リーンリン」と涼しげな鳴き声で癒してくれるスズムシ。スズムシの声は古くから「鳴く虫の王」と呼ばれ、雄の羽は幅が広く脈が発達しており、太い脈の一部はヤスリのようになっていて、羽を垂直に立てて細かく鳴き続けるのだそうです。

涼しくなり始めた秋のイメージが強いスズムシですが、8月中旬から鳴き始め、9月上旬に鳴き声のピークを迎え、10月になると徐々に鳴き声が聞こえなくなります。たまに「うるさい」と感じてしまうほど大きい鳴き声のスズムシもいます。そんなスズムシ・・・実は電話の向こう側では鳴き声が全く聞こえないのです。

一般の電話・携帯電話・国際電話など、すべての電話が通す音の周波数の範囲は3003400ヘルツと言われています。スズムシの鳴き声は4000ヘルツとなり、電話で使用している周波数よりはるかに高いため、聞こえないのです。スズムシの他にも、コオロギの鳴き声の周波数は5000ヘルツ以上、キリギリスの鳴き声は9500ヘルツ以上なので電話では聞こえません。さらにセミの鳴き声・風鈴の音・イルカの鳴き声なども電話では聞こえません。

日常よく聞く夏・秋の音が、日常よく使う電話で通じないとは・・・不思議ですね!